「イニシエーション・ラブ」あらすじと感想【後半ネタバレ注意】

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イニシエーション・ラブ文庫

「イニシエーション・ラブ」は2015年に前田敦子さん・松田翔太さん主演で映画化された乾くるみさんの恋愛小説。

「必ず2度読みたくなる」と話題になりましたよね!映画化と同時に手にした方も多いのではないでしょうか?

私もその一人です。「イニシエーション・ラブ」の感想・レビューを後半はネタバレも交えながら紹介します!

ちなみに私は小説を1回読んで、映画を1回見ました(笑)

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イニシエーション・ラブのあらすじ

前半のside-A。主人公は、鈴木夕樹(すずき ゆうき)という冴えない男子大学生。人数合わせで参加した合コンで出逢った成岡繭子(なるおか まゆこ)に一目惚れをし、徐々に距離を縮めていきます。夕樹の夕が「カタカナのタ」に見える、という理由で繭子は「たっくん」とあだ名をつけました。

そして後半、side-B。たっくんは東京で働くことになり、成岡繭子=マユとは遠距離に。たっくんは同じ会社の女性と二股をかけてしまいます!そんななか、マユから「妊娠した」と連絡がきて…

イニシエーション・ラブの簡単なあらすじは以上です。いかにも『よくある恋愛ドラマ』という印象を受けると思います。

このとおりの展開なら「必ず2度読みたくなる」とは思えないですよね。そう、物語の後半に「必ず2度読みたくなる」秘密が隠されているんです…。

ちなみに映画もほとんどストーリーは変わりません。

【ネタバレなし】イニシエーション・ラブの感想

いわゆる叙述トリックとか、ミスリードとか、そういった小説の技法が好きな人なら楽しめる作品だと思います。

小説の最後のほうで「うわ~騙されてた!」となること間違いなしです。こう書いてしまうと、ミスリードされないようにと身構えて読んでしまうかもしれませんが、なるべくナチュラルな気持ちで読むことをおすすめします。

映画の感想

私は正直、映画のほうがすきでした!1回小説を読んでいたから、っていうのもあるかもしれませんが。同じ楽しみ方をするのをおすすめします。

前田敦子さんには「こんな可愛かったっけ・・?」と思わされますし、松田翔太さんの雰囲気も素晴らしいです。ちょっとレトロな雰囲気を出しているのがよかったです。

小説ではそんなに恋愛小説らしいキュンキュンするシーンなどはないですが、映画ではそこも楽しめると思います。前田敦子さんが嫌いな人にはおすすめできませんが…。

イニシエーション・ラブ映画

イニシエーション・ラブの読みどころ

「普通の恋愛小説には飽きたな~」とか、気晴らしに久しぶりに軽い本を読みたいって人にはおすすめです。普段本をあまり読まない人でもスラスラ読めると思います。

ただ、ミステリーにある程度慣れていないともしかしたら、「ただのつまらない浅い恋愛小説」にもなりかねません。もしも本を読んで難しいと感じたら、潔く映画に切り替えてみるのも手だと思います。

ただし、映画も小説を少しでも読んでいたほうが、より楽しめること間違い無しです。

ではここからはネタバレを交えながら感想を語ります。

【ネタバレあり】イニシエーション・ラブの感想

ミスリードがすごい、それだけ

既に小説を読んだ方、映画を見た方はおわかりかと思いますが。

イニシエーション・ラブは、時系列が異なると思われるside-Aとside-Bが実は同じ時系列。side-Aとside-Bに出てくる「たっくん」はそれぞれ別人。マユは「side-Aのたっくん」=鈴木夕樹と、「side-Bのたっくん」=鈴木辰也に二股をかけていたのです!しかも二股しながら、鈴木辰也との間にできた子供を堕ろしたりします。

怖い女ですね…。

でも正直なところ、この三角関係に特別なドラマはありません。恋愛小説として見れば、正直ほかにも面白い作品はたくさんあると思います。

あくまでミスリード、叙述トリックがすごい。皆騙される。これがイニシエーション・ラブの人気の理由です。良くも悪くも、それだけ。

マユの性格が悪すぎ…

トリックに気づいていない状態だと「たっくん、浮気するなんて最低!」という気分ですが、トリックがわかると「マユが怖すぎる…」とかなり衝撃を受けます。そこまで一生懸命に浮気するのってなんでだろ、とも思いました。

手間がすごいんですよね、いろいろと。

時系列が同じことに気づいてからが面白い!

マユが読者にかけた罠に気づいてから、もう一度読み返すといろいろな発見をすることができます。回収できる伏線がイニシエーション・ラブにはたくさんあるんです。これを回収していくのが面白い。

合コンでマユがはめている指輪は、そもそも辰也からのプレゼントだったり。クリスマス、夕樹が人気のホテルを「さっきがキャンセルが出た」と言われて無事に予約できたのは、辰也と繭子が予約していたのに破局してキャンセルしたから、という理由だったり。

たぶん私も見つけきれていない伏線がきっとあるんでしょう…。

絶対に映画も見てほしい!

この伏線を視覚的にわかりやすく回収できるのが映画です。

そしてマユの可愛いけど憎らしい様を、前田敦子さんが見事に演じています。

どっちから入ってもいいとは思いますが、絶対にどっちも楽しんでほしいです。

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