少女

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湊かなえにとって2作目の映画化作品となった「少女」。
めでたくハッピーエンド…と思われたところから始まるどんでん返しは、まさに湊かなえの真骨頂!「告白」以外湊かなえの作品を知らないという方にも、自信をもっておすすめする一作です。

では、まずは作品のあらすじから解説していきます。

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少女のあらすじ

親友の自殺を目撃したことがあるという転校生の告白を、ある種の自慢のように感じた由紀は、自分なら死体ではなく、人が死ぬ瞬間を見てみたいと思った。自殺を考えたことのある敦子は、死体を見たら、死を悟ることができ、強い自分になれるのではないかと考える。ふたりとも相手には告げずに、それぞれ老人ホームと小児科病棟へボランティアに行く―死の瞬間に立ち合うために。高校2年の少女たちの衝撃的な夏休みを描く長編ミステリー。

と、あらすじだけを見ると、とんでもなく陰湿なストーリーに見えますが、読んでみるとそこまで暗い雰囲気ではありません。テンポよくストーリーも進み、終盤では爽快感さえ感じることができます。そう、最終章に進むまでは――。

ということで、「少女」のおすすめポイントを紹介します!

少女のおすすめポイント

一粒で二度美味しいエンタメ小説

話題作「告白」と今作品「少女」の最も異なる点は、物語のもつ2面性にあります。二人の少女の葛藤を描く青春小説かと思いきや、序盤からの伏線を一気に回収ラストはお見事です。最後の10ページを読んでいる人と読んでいない人で、ここまで作品に抱く感想が違う作品も珍しいでしょう。

嫌なおばさんを描く技術がさすがです

湊かなえさんって、嫌なおばさんを書かせたら日本一ではないですか?
「告白」で、息子を溺愛するヒステリックな母親。
「贖罪」では、娘の死を機に復讐に燃える狂った母親。
「夜行観覧車」でも、近所に嫌がらせを続けるおばさんたちの恐怖を見事に描き切りました。

今作品でも由紀が参加した読書ボランティアにいるんですよ、嫌なおばさんが。少女二人を主人公にした作品なので出てくることはないと思いましたが、毎回一人は出すようにしているのかもしれません。(笑)

個人的には湊かなえが描く「嫌なおばさん」にも皆さんに注目していただきたいです。

少女の感想

勢いで完成させた疾走感のある作品!

今作品は勢いで書き上げてしまったような疾走感があるな、と私は思いました。序盤から散りばめられている伏線も、冷静になってみれば不自然に見えます。ただ物語がどんどん進んでいくから、読者は気付けない…。

作品の終盤で二人の少女が失踪するシーンがあるのですが、今作品はまさにこの疾走感を体現した作品だなと思います。色々あったけど、とりあえず進もうよ!みたいな。

だから読むときは一気に完読するのがおすすめですね(笑)途中で休憩しちゃうと、ラストの衝撃も半減しちゃうと思います。

そういった意味でも、少女は映画化に向いているのでは?と思います。

少女の映画情報

公開日 2016年10月8日
上映時間 119分
配給会社 東映
監督 三島有紀子
原作 湊かなえ「少女」
キャスト 本田翼
山本美月
真剣佑
佐藤玲
児島一哉

主人公の二人可愛すぎないですか?(笑)

私はまだ作品を観ていないのですが、どんな雰囲気で作品を進めるのか気になるところです。あと、ラストのどんでん返しがあるのかないのか、またどうやって畳みかけるのか…。

映画をすでに見たという方でも、原作を見ることでまた違った一面を知ることができるかもしれませんよ?

ということで、今話題の「少女」を勝手にレビューしてみました。

この作品が気に入った方は、是非こちらの記事も読んでみてください。

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