容疑者Xの献身

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日本を代表するベストセラー作家、東野圭吾さんの代表作ともいえる今作品。直木賞を受賞した他、国内ミステリーランキングで上位を独占。プロからも高い評価を得た珠玉の作品です。

ということで、まずはいつものようにあらすじからご覧ください。

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容疑者Xの献身のあらすじ

天才数学者でありながら不遇な日日を送っていた高校教師の石神は、一人娘と暮らす隣人の靖子に秘かな想いを寄せていた。彼女たちが前夫を殺害したことを知った彼は、二人を救うため完全犯罪を企てる。だが皮肉にも、石神のかつての親友である物理学者の湯川学が、その謎に挑むことになる。ガリレオシリーズ初の長篇、直木賞受賞作。

あらすじにも書かれているように、この作品はガリレオシリーズの3作目で、シリーズ初の長編作品です。それまでのガリレオシリーズといえば、解決不可能と思われたトリックを天才物理学者である湯川学ことガリレオが、半ばこじつけで解決していくのが醍醐味でした。

しかし今作品では物理的なトリックというものは使われていません。天才同士の対決ではありますが、使われたトリックは実に単純なものです。だからこそ、作中の刑事たちだけでなく、我々読者も騙されてしまったのでしょう。

ここからは私の個人的な容疑者Xの献身の感想です。

容疑者Xの献身の感想

天才同士の対決ってテンションが上がる

これまでのガリレオシリーズは、物理学の天才・湯川が一般人?を相手に、卓越した頭脳をもってずばずば事件を解決していく爽快感が売りでした。それはそれで面白いのですが、本当にこの事件解決できるの?というハラハラ感は一切ありませんでした。しかも専門知識を用いたトリックばかりで、読者が解決でききるようなトリックは殆どなし。

しかし今作品では、湯川にも匹敵する天才が登場したことにより、一気に作品に緊迫感が生まれました。トリックも全く物理や数学と関係ないので、読者も湯川と一緒になって謎解きに没頭することができたのだと思います。

東野圭吾さんは「容疑者Xの献身」は洒落のつもりで書いたとおっしゃっていますが、実際には温めていたネタを、ガリレオシリーズに使ってみたのでは?と推測します。実際、もう一つのシリーズ物である加賀恭一郎の方が、トリックの方向性としてはあっているような…。

ただあえてこのトリックをガリレオシリーズで使ったことによって、作品の幅が一気に幅が広がり、後のドラマ化や映画化に繋がっていたのでしょうね。

容疑者Xの献身のおすすめポイント

あらゆる点で完成された作品です

ミステリーとしての面白さ、サスペンス、そして感動。

容疑者Xの献身は、あらゆる点で完成された作品です。だからおすすめポイントを紹介しようとしても難しいです(笑)

とりあえず、もしまだ読んだことがないという方は、読んで損はしない一冊だと断言できます。今までこの作品をつまらないと言った人に出会ったことがありません。

また小説を読むのが面倒という方は、福山正治主演の映画化作品を見てはどうでしょう。原作の雰囲気もうまく表現されていて、ドラマ版を見ていなくても充分楽しめる作品です。(石神がイケメンすぎる問題は置いて)

難点としては、突っ込みどころがなさすぎて、あまり友人と話しても盛り上がる作品ではありません。「いや~、いい作品だよね!」で大抵終わってしまうでしょう。

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