中学生におすすめ小説ランキングTOP10

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黒板の前に立つ中学生

小説を読みたいけどどんな本を選べばいいのかわからない、
読書感想文を書かなきゃいけないけど本読むの苦手!

そんな中学生の皆さん。
はたまた、

甥っ子の中学生の誕生日に本でも買ってやろうかなあ、なんて方。

中学生におすすめの小説をランキング形式で10作紹介します!

なるべく幅広いジャンルから、私が実際に中学生の頃読んで面白かったものだけを抜粋しているので、あらすじを読んで気に入るものがきっとあるはずです。

また面白い小説の探し方が分からない方は、こちらのコラムも参考にしてみてくださいね!

面白い小説に出会える選び方
こんにちは。皆さんはどうやって普段買う本を決めていますか? 面白そうだな~と思って買った本がイマイチで、あんまり読む手が進まな...
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10位、カラフル/森絵都

生前の罪により、輪廻のサイクルから外されたぼくの魂。だが天使業界の抽選にあたり、再挑戦のチャンスを得た。自殺を図った少年、真の体にホームステイし、自分の罪を思い出さなければならないのだ。真として過ごすうち、ぼくは人の欠点や美点が見えてくるようになるのだが…。不朽の名作ついに登場。

2010年にアニメ映画化されて再度話題になった、森絵都さんの作品。主人公が中学校3年生ということもあり小学生から中学生に人気があります。

主人公「ぼく」は思春期特有のひねくれ方をしていて、そこがとっても共感できます。本当はこうしたほうがいいってわかってるのに、でもどうしてもできない、やりたくない。中学生ってそんな気持ちの連続ですよね。

主人公「ぼく」は、自殺を図った少年真として過ごすうちに、人間や世の中の綺麗な部分・汚い部分、そのカラフルさがあるからこそ悩むけど、でもそれは当たり前で素晴らしいんだということに気づきます。読み終えたときには爽やかな気持ちになれますよ。

森絵都さんの作品はとても読みやすい文体なので、中学校1年生や小説に慣れていない人にもおすすめです。

途中、主人公「ぼく」に好意を持つ女の子が援助交際をしているという描写があるので(性的描写はありません)、そういったシーンがある小説を避けたい場合は注意してくださいね!

同じ森絵都さんの作品では『DIVE!!』も中学生にかなり読まれてますね。同級生が読んでいたのを覚えてます。

9位、アルジャーノンに花束を/ダニエル・キイス

アルジャーノンに花束を

32歳になっても幼児の知能しかないパン屋の店員チャーリイ・ゴードン。そんな彼に、夢のような話が舞いこんだ。大学の偉い先生が頭をよくしてくれるというのだ。この申し出にとびついた彼は、白ネズミのアルジャーノンを競争相手に、連日検査を受けることに。やがて手術により、チャーリイは天才に変貌したが…超知能を手に入れた青年の愛と憎しみ、喜びと孤独を通して人間の心の真実に迫り、全世界が涙した現代の聖書(バイブル)。

大人にも愛される不朽の名作ですね。最近のおすすめとして紹介されることはありませんが、私自身が、中学校の頃の課題図書としてこの本に出逢ったのでランクインさせました。

知的障害を持つチャーリイの変化を通して、人間にとって大切なのは知能なのか、それとも何か別のものなのか。そんなことを考えさせられます。

物語はチャーリイ・ゴードンの一人称で進められていくので、最初は知能が低いので幼稚な表現なのですが、頭がどんどん良くなっていくにつれて文体も大人の文章に変わっていくのが面白い。中学校2年生以上に特におすすめです。先生世代にも有名な作品なので読書感想文にもいいですよ。

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8位、Another(アナザー)/綾辻行人

Another

その「呪い」は26年前、ある「善意」から生まれた―。1998年、春。夜見山北中学に転校してきた榊原恒一(15歳)は、何かに怯えているようなクラスの雰囲気に違和感を覚える。不思議な存在感を放つ美少女ミサキ・メイに惹かれ、接触を試みる恒一だが、いっそう謎は深まるばかり。そんな中、クラス委員長の桜木ゆかりが凄惨な死を遂げた!この“世界”ではいったい、何が起こっているのか?秘密を探るべく動きはじめた恒一を、さらなる謎と恐怖が待ち受ける…。

中学校を舞台にしたホラー小説です。綾辻行人のおすすめミステリー小説ランキングベスト7!でも6位で紹介してます!

アニメ化&映画化もしている非常に読みやすいホラーです。純ホラーといえばいいでしょうか、悪趣味な描写とかは少ないので中学生でも安心して読めます(笑)

展開がどんどん進むのでテンポよく読めますし、ミステリー要素もありますが謎がそんな複雑じゃないので、小説が初心者でも楽しめますよ!

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7位、ツナグ/辻村 深月

ツナグ

一生に一度だけ、死者との再会を叶えてくれるという「使者」。突然死したアイドルが心の支えだったOL、年老いた母に癌告知出来なかった頑固な息子、親友に抱いた嫉妬心に苛まれる女子高生、失踪した婚約者を待ち続ける会社員…ツナグの仲介のもと再会した生者と死者。それぞれの想いをかかえた一夜の邂逅は、何をもたらすのだろうか。心の隅々に染み入る感動の連作長編小説。

2012年に松坂桃李さん、樹木希林さん出演で映画化された「生」と「死」について考えさせられる、いわゆる「泣ける」小説です。

「~の心得」というタイトルの、短編のようないくつかの章で構成させられていて、結局全部つながって最後の章で謎が解ける!っていう構成です。個人的にこの構成は結構好きです。

特に「親友の心得」がいい!人間のいろいろな部分を考えさせられます。

辻村 深月さんの『凍りのくじら』という作品も中学生には非常におすすめなので、『ツナグ』が面白かったなら是非。

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6位、夜は短し歩けよ乙女/森見 登美彦

夜は短し歩けよ乙女

「黒髪の乙女」にひそかに想いを寄せる「先輩」は、夜の先斗町に、下鴨神社の古本市に、大学の学園祭に、彼女の姿を追い求めた。けれど先輩の想いに気づかない彼女は、頻発する“偶然の出逢い”にも「奇遇ですねえ!」と言うばかり。そんな2人を待ち受けるのは、個性溢れる曲者たちと珍事件の数々だった。山本周五郎賞を受賞し、本屋大賞2位にも選ばれた、キュートでポップな恋愛ファンタジーの傑作。

中学生といえば恋の話で盛り上がることも多いですよね!そこでおすすめなのが、2017年に星野源さん主演でアニメーション映画化される、この作品です。

作家は森見登美彦さん。不思議な世界にどんどん引き込まれていく、そんな読み応えが特徴の作家ですが、この『夜は短し歩けよ乙女』も2章目以降どんどん引き込まれていくので、ページを捲る手がどんどん進みます。

話の舞台が京都なのも中学生におすすめの理由の一つ。修学旅行で京都に行く地域も多いので、その前に読むと楽しいかもしれません。

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5位、いちご同盟/三田 誠広

いちご同盟

中学三年生の良一は、同級生の野球部のエース・徹也を通じて、重症の腫瘍で入院中の少女・直美を知る。徹也は対抗試合に全力を尽くして直美を力づけ、良一もよい話し相手になって彼女を慰める。ある日、直美が突然良一に言った。「あたしと、心中しない?」ガラス細工のように繊細な少年の日の恋愛と友情、生と死をリリカルに描いた長篇。

これも私が中学生の頃に課題図書に指定された作品です。タイトルの印象とは違って物語はちょっと暗め。爽やかな青春というより、ちょっとほろ苦い青春のお話です。

どうやらこの作品をインスピレーションにしたらしい「四月は君の嘘」という漫画に登場しているようで、最近また人気が出ているようですね!嬉しいです。

文章が読みやすく、進路について、恋愛について、また命について。中学生が触れるリアルな世界が描かれています。きらきらした中学生よりも、ちょっとスカしたというか「めんどくさいなあ」「もう全部やめちゃいたい」なんて絶望したことある中学生に読んで欲しいです。

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4位、向日葵の咲かない夏/道尾 秀介

向日葵の咲かない夏

夏休みを迎える終業式の日。先生に頼まれ、欠席した級友の家を訪れた。きい、きい。妙な音が聞こえる。S君は首を吊って死んでいた。だがその衝撃もつかの間、彼の死体は忽然と消えてしまう。一週間後、S君はあるものに姿を変えて現れた。「僕は殺されたんだ」と訴えながら。僕は妹のミカと、彼の無念を晴らすため、事件を追いはじめた。あなたの目の前に広がる、もう一つの夏休み。

道尾秀介おすすめランキングTOP10!でも紹介しているミステリー小説です。

ファンタジーめいたところも多いですが、動物虐待など少しグロテスクな描写もあるので苦手な人は注意。道尾秀介さん自体男性からの人気が高いイメージなので、こちらも女子中学生よりは男子中学生におすすめしたい作品です。

大人になってから読むと「ああ、ここにもこんな伏線があったんだ!」と驚けます。ここから道尾秀介さんにハマる人も多いです。

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3位、暗いところで待ち合わせ/乙一

暗いところで待ち合わせ

視力をなくし、独り静かに暮らすミチル。職場の人間関係に悩むアキヒロ。駅のホームで起きた殺人事件が、寂しい二人を引き合わせた。犯人として追われるアキヒロは、ミチルの家へ逃げ込み、居間の隅にうずくまる。他人の気配に怯えるミチルは、身を守るため、知らない振りをしようと決める。奇妙な同棲生活が始まった―。書き下ろし小説。

中学生といえばやっぱり欠かせないのが、乙一さんですよね!

乙一さんといえばホラー小説ですし、この表紙からしてすごく怖そうに思えますが、実はこの作品、感動ものなんです(笑)

殺人事件の犯人が盲目の女性の家に忍び込むなんて、絶対サスペンスだろうと思うでしょうが(確かにサスペンス要素もあるんですけど)、ミステリー好きにも恋愛小説好きにもどちらにもおすすめできる作品です。

あまり分厚くないので読みやすいところもおすすめ。

しかしこれを気に入って他の乙一さんの本に気軽に手を出すのは、吉と出るか凶と出るか…(笑)

暗いところで待ち合わせの無料立ち読みはこちら

2位、夜のピクニック/恩田 陸

夜のピクニック

高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。それは全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、北高の伝統行事だった。甲田貴子は密かな誓いを胸に抱いて、歩行祭にのぞんだ。三年間、誰にも言えなかった秘密を清算するために――。学校生活の思い出や卒業後の夢など語らいつつ、親友たちと歩きながらも、貴子だけは、小さな賭けに胸を焦がしていた。本屋大賞を受賞した永遠の青春小説。

まさに【ザ・青春】な作品です。2005年の本屋大賞にも選ばれています。

舞台となるイベント「歩行祭」でただ歩いているだけなのですが、思春期特有の友情や恋愛が色濃く描かれていて、読んでいて飽きません。

大人でも十分楽しめる内容なので中学校3年生以降におすすめです。というか大人になってから読んだほうが私はよかったかもしれません。

ここで紹介している本の中では一番分厚いので読書に親しみがない人はちょっと抵抗ありそうですが、ゆっくり読み進めていきたい人にはおすすめですよ。

恩田陸さんが好きな方はこちらのランキングも参考にしてください!

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1位、きみの友だち/重松 清

きみの友だち

わたしは「みんな」を信じない、だからあんたと一緒にいる―。足の不自由な恵美ちゃんと病気がちな由香ちゃんは、ある事件がきっかけでクラスのだれとも付き合わなくなった。学校の人気者、ブンちゃんは、デキる転校生、モトくんのことが何となく面白くない…。優等生にひねた奴。弱虫に八方美人。それぞれの物語がちりばめられた、「友だち」のほんとうの意味をさがす連作長編。

青春小説といえばこの人!重松清さんです。

私は勝手に、この小説を自分の子供に読ませたい本ナンバーワンに選んでいます(笑)そのくらいいい本です。

「友達」とはなんなのか。私は「友達」とちゃんと向き合えているだろうか。あの子って本当に私の友達なのかな…?

そんなふうに自然と自分の生活についても考えさせられます。

作品の中ではたくさんの子供達が、一つ一つの章で主人公となって登場します。学校の人気者や八方美人で調子が良い女の子など、きっと「この子、わたしに似てる」と中学生なら必ず思えるキャラクターがいるはずです。

いじめられた女の子、いじめてしまう女の子、みんなから邪険に扱われてもいつも一生懸命な女の子。自分よりデキるやつが転校してきて面白くない男の子。重松清さんにしか書けないような、意地悪だけどすごく優しい、素敵なキャラクターたちに胸がグッとなること間違いないです。

中学生がみんなこの本を読んだら、日本で起きているいじめは少しは減るんじゃないかなあと思います。

重松清さんのおすすめ小説はこちらの記事で、もっと詳しく紹介しています。

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ということで、いかがでしたか?

今回は中学生におすすめしたい小説を10冊まとめて紹介しました!

読書感想文を書くのにおすすめの本もたくさん紹介したので、夏休みに読むのもいいですね。

今回は中学生のうちにいろいろな小説家に出逢ってほしい気持ちを込めて、すべて違う作家さんから選んでみました。気に入る本があれば、ぜひその作家さんが書いた別の小説も読んでみてください。

また少し背伸びをしたいというあなたのために、当サイトでは高校生におすすめする小説も特集記事で紹介しています。

気になる方はこちらで紹介している小説もチェックしてみてください。

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