【イヤミス】後味の悪いミステリー小説ランキングベスト10

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イヤミス小説ランキングベスト10

読めば読むほど、気が滅入るしむかむかする。

――でも、読むのをやめられない!

イヤミス(厭なミステリー小説)って、なんだか中毒性があって、ついつい熱中してしまいますよね。

私はイヤミスを読むと、不思議と日ごろのストレスが解消される気がします(笑)

ということで、今回はおすすめのイヤミス小説ランキングベスト10をご紹介!

後味の悪いオチが大好きというあなた、ぜひ参考にしてくださいね。

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10位 悪の教典

晨光学院町田高校の英語教師、蓮実聖司はルックスの良さと爽やかな弁舌で、生徒はもちろん、同僚やPTAをも虜にしていた。しかし彼は、邪魔者は躊躇いなく排除する共感性欠如の殺人鬼だった。学校という性善説に基づくシステムに、サイコパスが紛れこんだとき―。ピカレスクロマンの輝きを秘めた戦慄のサイコホラー傑作。

イヤミスながら、ある種スカッとするこの作品。

おそらく邪魔者は徹底的に排除する、主人公の言動に一種のシンパシーを感じているのでしょうか。

伊藤英明主演で映画化もされ、「絶対人におすすめできない」と大きな話題を呼びました。

サイコパスである主人公の英語教師が、生徒を皆殺しにするというストーリー。

あらすじを読むだけで、爽快なラストが待っていないと分かりますよね。

最高に嫌な気持ちなりながらも、読み終わるとすっきりしてしまう一冊なので、仕事のストレスが溜まっている方はぜひ(笑)

9位 愚行録

ええ、はい。あの事件のことでしょ?―幸せを絵に描いたような家族に、突如として訪れた悲劇。深夜、家に忍び込んだ何者かによって、一家四人が惨殺された。隣人、友人らが語る数多のエピソードを通して浮かび上がる、「事件」と「被害者」。理想の家族に見えた彼らは、一体なぜ殺されたのか。確かな筆致と構成で描かれた傑作。『慟哭』『プリズム』に続く、貫井徳郎第三の衝撃。

貫井徳郎さんが描く、人の厭な部分を集約したミステリー小説。

円満な家庭で起きた一家惨殺事件、理想の夫婦と呼ばれた二人はなぜ殺されることになったのか。

夫と妻の友人にインタビューを重ねていくうちに、知られざる二人の裏の顔が明らかになっていきます。

最後には読者を驚かせる展開も待っているので、ミステリー好きの方にもおすすめです。

慶応大学のスクールカースト事情も面白かったですね。

愚行録の詳しいあらすじやレビューはこちらのページをご覧ください。

愚行録/貫井徳郎【あらすじ&感想・ネタバレ有】

8位 向日葵の咲かない夏

夏休みを迎える終業式の日。先生に頼まれ、欠席した級友の家を訪れた。きい、きい。妙な音が聞こえる。S君は首を吊って死んでいた。だがその衝撃もつかの間、彼の死体は忽然と消えてしまう。一週間後、S君はあるものに姿を変えて現れた。「僕は殺されたんだ」と訴えながら。僕は妹のミカと、彼の無念を晴らすため、事件を追いはじめた。あなたの目の前に広がる、もう一つの夏休み。

直木賞作家・道尾秀介さんを一躍有名にしたヒット作。

文庫版の表紙からは想像できない、最初から最後まで恐ろしい雰囲気が漂う作品です。

グロテスクな描写や、陰鬱とした心理描写など、読み進めるほど暗い気持ちになっていきます「ね。

また物語の終盤では、それまでの世界が足元からばらばらと崩れ落ちていくような、衝撃的なトリックも用意されているので、ぜひ一気読みして欲しい一冊です。

は爽快感の全くない、じめじめとした肌にまとわりつくようなひと夏が描かれています。

7位 殺戮に至る病

永遠の愛をつかみたいと男は願った―。東京の繁華街で次々と猟奇的殺人を重ねるサイコ・キラーが出現した。犯人の名前は、蒲生稔!くり返される凌辱の果ての惨殺。冒頭から身も凍るラストシーンまで恐るべき殺人者の行動と魂の軌跡をたどり、とらえようのない時代の悪夢と闇を鮮烈無比に抉る衝撃のホラー。

グロテスクな殺戮シーンが鮮明に描かれる衝撃の話題作。

当時はまだイヤミスといった言葉もなく、まさに社会の闇を映し出した作品だと大きな話題を呼びました。

サイコキラーが主人公ということで、主人公の考えに全く共感できないというのも恐ろしいですよね。

死体を解剖するシーンも詳細に描かれているので、グロ耐性がない方は避けておいた方がいいかもしれません。

6位 殺人鬼フジコの衝動

一家惨殺事件のただひとりの生き残りとして新たな人生を歩み始めた十一歳の少女。だが彼女の人生はいつしか狂い始めた。「人生は、薔薇色のお菓子のよう」。呟きながら、またひとり彼女は殺す。何がいたいけな少女を伝説の殺人鬼にしてしまったのか?精緻に織り上げられた謎のタペストリ。最後の一行を読んだ時、あなたは著者が仕掛けたたくらみに戦慄し、その哀しみに慟哭する…。

殺人鬼となった一人の女性の半生を描いた作品。

なぜ彼女は悪魔になってしまったのか―、主人公の生い立ちには思わず同情してしまう部分もありますね。

彼女の周りにいる登場人物も、厭な奴ばかりで読んでいてイライラしてしまいます。

殺人鬼フジコシリーズは、あと2作残されているので、気にいった方はぜひシリーズを読破してくださいね。

5位 ケモノの城

警察は、自ら身柄保護を求めてきた少女を保護した。少女には明らかに暴行を受けたあとがあった。その後、少女と同じマンションの部屋で暮らしていた女性を傷害容疑で逮捕するが、その女性にも、暴行を受けていたと思われる傷があった。やがて、少女が口を開く。お父さんは、殺されました―。単行本刊行時に大反響を呼んだ問題作がついに文庫化。読者の心をいやおうなく揺さぶる衝撃のミステリー。

実際に起きた北九州監禁殺人事件をモデルに描かれたミステリー小説です。

被害者たちがマインドコントロールを受け、殺されていく描写はまさに悪夢。

しかもやっていること自体は、本当に起きた事件とほぼ同じというのが恐ろしいですよね。

この事件自体は、色々なメディアで取り扱われていますが、ケモノの城の描写は群をぬいてむごたらしいですね。

同じような被害に遭わないためにも、読んでおいた方がいいかもしれません。

ケモノの城の詳しいあらすじやレビューはこちら。

ケモノの城のあらすじと解説(※一部ネタバレあり)

4位 絶望ノート

中2の太刀川照音は、いじめられる苦しみを「絶望ノート」と名づけた日記帳に書き連ねた。彼はある日、頭部大の石を見つけ、それを「神」とし、自らの血を捧げ、いじめグループの中心人物・是永の死を祈る。結果、是永は忽然と死んだ。が、いじめは収まらない。次々、神に級友の殺人を依頼した。警察は照音本人と両親を取り調べたが、殺しは続いた。

絶望ノートに書かれた人物は死ぬ、そんな超常現象があるはずもなく、物語の後半からは人間のイヤな部分を見せつけられます。

特に主人公!ネタバレになるので詳しくは言えませんが、これまで読んできた小説の中でもトップレベルのクズ中学生です。

読んでいてイライラする作品ですが、二転三転するストーリーに思わずぺージをめくる手が止まらなくなること間違いなしです。

3位 グロテスク

名門Q女子高に渦巻く女子高生たちの悪意と欺瞞。「ここは嫌らしいほどの階級社会なのよ」。悪魔的な美貌を持つニンフォマニアのユリコ、競争心をむき出しにし、孤立する途中入学組の和恵。ユリコの姉である“わたし”は二人を激しく憎み、陥れようとする。圧倒的な筆致で現代女性の生を描ききった、桐野文学の金字塔。

桐野夏生さんが生み出した、伝説のイヤミス。

女子高の厳しいカースト社会から、壊れていく女性たちを描いた作品です。

人間の誰しもが抱える卑しさ、妬み、欲望。

一枚一枚皮を剥いで見せつけてくる描写は、まさにグロテスクです。

上下巻に分けて、ボリュームたっぷりに描かれているので、どっぷり厭な世界に浸ることができますよ。

読み終わったあと、しばらく毒気が抜けずに困ってしまう一冊です。

2位 ボトルネック

亡くなった恋人を追悼するため東尋坊を訪れていたぼくは、何かに誘われるように断崖から墜落した…はずだった。ところが気がつくと見慣れた金沢の街にいる。不可解な思いで自宅へ戻ったぼくを迎えたのは、見知らぬ「姉」。もしやここでは、ぼくは「生まれなかった」人間なのか。世界のすべてと折り合えず、自分に対して臆病。そんな「若さ」の影を描き切る、青春ミステリの金字塔。

圧倒的に後味の悪いラストが印象的な作品。

主人公の性格がとにかく暗く、じめじめしていて、読んでいてイライラしてきます。

対照的に天性の明るさを持つ「姉」と対比されることで、さらに主人公の陰鬱さが際立ってきます。

もし自分の代わりに姉が生まれていたら―。

すべてが異なる異世界を知った主人公が出した結論は、本当に後味が悪くて最高でした。

読み終わればあなたの心にも、きっと宙ぶらりんになった何かが残るはずです。

ある意味、明日から頑張ろうと思えるイヤミス小説といえるかもしれません。

ボトルネックの詳しいあらすじやレビューはこちらです。

ボトルネック/米澤穂信【感想・考察・ネタバレ】

1位 告白

「愛美は死にました。しかし事故ではありません。このクラスの生徒に殺されたのです」我が子を校内で亡くした中学校の女性教師によるホームルームでの告白から、この物語は始まる。語り手が「級友」「犯人」「犯人の家族」と次々と変わり、次第に事件の全体像が浮き彫りにされていく。衝撃的なラストを巡り物議を醸した、デビュー作にして、第6回本屋大賞受賞のベストセラーが遂に文庫化!“特別収録”中島哲也監督インタビュー『「告白」映画化によせて』。

イヤミスという言葉を、広く世間に知れ渡せた湊かなえさんのデビュー作。

私はまだこの作品以上に、いやな気持になれるミステリー小説に出会っていません。

なぜ娘は生徒に殺されてしまったのか、そして彼女の選んだ復讐とは何なのか。

誰も幸せにならない鬱々としたストーリー展開は、その後のイヤミス小説にも大きな影響を与えました。

松たか子さん主演の映画版も素晴らしく、観終わってしばらくは茫然としてしまいました。

もう読みたくない…、でもページをめくる手が止まらない。

そんなイヤミスの魅力が詰まった傑作なので、未読の方はぜひ一度読んでみてくださいね。

ということで、今回は後味の悪いおすすめイヤミス小説ベスト10をご紹介しました。

何となくむしゃくしゃするという方は、イヤミスを読んでストレス発散してみてくださいね!

またもっと面白いミステリー小説を読みたい!という方は、こちらの特集記事を参考にしてください!

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