道尾秀介おすすめランキングTOP10!

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読書をする女性

2011年に直木賞を受賞するなど、今や日本を代表するミステリー作家となった道尾秀介。デビュー作からずっと読み続けていて、私が大好きな作家の一人です。

しかし作風のせいなのか、映像化された作品がまだ少なく、普段ミステリーを読まない方には知名度がいまいち?な気がします。(道尾先生ごめんなさい)

そこで今回は私がおすすめする道尾秀介作品TOP10をご紹介!なお、順位は独断と偏見でつけているだけなので、大して気にしなくて大丈夫です!

※11月19日に何と道尾秀介先生のTwitterで紹介してもらえました!感激です!

今後もノベナビは道尾先生についていきます!みなさん、新刊もぜひ読んでくださいね!

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10位 カラスの親指

人生に敗れ、詐欺を生業として生きる中年二人組。ある日、彼らの生活に一人の少女が舞い込む。やがて同居人は増え、5人と1匹に。「他人同士」の奇妙な生活が始まったが、残酷な過去は彼らを離さない。各々の人生を懸け、彼らが企てた大計画とは?息もつかせぬ驚愕の逆転劇、そして感動の結末。「このミス」常連、各文学賞総なめの文学界の若きトップランナー、最初の直木賞ノミネート作品。第62回日本推理作家協会賞受賞作。

阿部寛さん主演で映画化もされた今作品で、道尾秀介さんを知った方も多いのではないでしょうか。詐欺師を主人公にした作品ということもあって、読者を騙す仕掛けがたくさん。驚きと感動のラストをぜひお楽しみください。

9位 ソロモンの犬

秋内、京也、ひろ子、智佳たち大学生4人の平凡な夏は、まだ幼い友・陽介の死で破られた。飼い犬に引きずられての事故。だが、現場での友人の不可解な言動に疑問を感じた秋内は動物生態学に詳しい間宮助教授に相談に行く。そして予想不可能の結末が…。青春の滑稽さ、悲しみを鮮やかに切り取った、俊英の傑作ミステリー。

大学生3人組が主人公の今作品。友情や恋、青春の甘酸っぱさを味わいつつ、本格ミステリーを楽しむことができます。キーワードはタイトルにある通り「犬」。道尾作品の中には犬が重要なカギとなる作品がたくさんあります。犬が好きなんでしょうか。

8位 月の恋人

不甲斐ない彼氏と理不尽な職場を捨て、ひとり旅に出た弥生は、滞在先の上海で葉月蓮介と出会う。蓮介は、高級家具を扱うレゴリスの若き経営者として注目される存在だった。一方、この街に住むシュウメイは、美貌を買われ、レゴリスのCMモデルに選ばれるも、それをきっぱりと断っていた―。恋は前触れもなく、始まった。道尾秀介があなたに贈る、絆と再生のラブ・ストーリー。

木村拓哉さん主演の月9ドラマのために書き下ろされた作品。道尾秀介さんには珍しいラブストーリ―です。恋のドキドキを味わいつつ、ミステリー作家らしい展開にページをめくる手がとまりません。一風変わった恋愛小説が読みたい方におすすめです。

7位 笑うハーレキン

経営していた会社も家族も失い、川辺の空き地に住みついた家具職人・東口。仲間と肩を寄せ合い、日銭を嫁ぐ生活。そこへ飛び込んでくる、謎の女・奈々恵。川底の哀しい人影。そして、奇妙な修理依頼と、迫りくる危険―!たくらみとエールに満ちた、エンターテインメント長篇。

ホームレスの家具職人、という他の作品では見られない設定の主人公。しかも登場人物のほとんどがホームレスで、住処はトラックの荷台という変わった舞台でストーリーは進んでいきます。ストーリーの展開も早いので、最後まで楽しめる一冊です。

笑うハーレキンの詳しいレビューはこちら⇒笑うハーレキンのあらすじ・感想

6位 シャドウ

人は、死んだらどうなるの?―いなくなって、それだけなの―。その会話から三年後、凰介の母は病死した。父と二人だけの生活が始まって数日後、幼馴染みの母親が自殺したのを皮切りに、次々と不幸が…。父とのささやかな幸せを願う小学五年生の少年が、苦悩の果てに辿り着いた驚愕の真実とは?いま最も注目される俊英が放つ、巧緻に描かれた傑作。本格ミステリ大賞受賞作。

本格ミステリ大賞を受賞した今作品は、一見重苦しい作品に思えますが、読み終わったあとは不思議と心に残るものがあります。「人はどうして嘘をつくのか」道尾秀介作品のすべてに共通するテーマに最も迫った作品だと思います。

5位 鬼の跫音

刑務所で作られた椅子に奇妙な文章が彫られていた。家族を惨殺した猟奇殺人犯が残した不可解な単語は哀しい事件の真相を示しており…(「〓(ケモノ)」)。同級生のひどい攻撃に怯えて毎日を送る僕は、ある女の人と出会う。彼女が持つ、何でも中に入れられる不思議なキャンバス。僕はその中に恐怖心を取って欲しいと頼むが…(「悪意の顔」)。心の「鬼」に捕らわれた男女が迎える予想外の終局とは。驚愕必至の衝撃作。

道尾秀介の面白さは短編集でも健在です。ただ面白いだけでなく、一編一編に込められたメッセージが、あなたの心を揺さぶります。人間の心の奥底にある鬼の跫(あしおと)を聞きたい方は、この作品を手に取ってみるといいでしょう。

4位 月と蟹

海辺の町、小学生の慎一と春也はヤドカリを神様に見立てた願い事遊びを考え出す。無邪気な儀式ごっこはいつしか切実な祈りに変わり、母のない少女・鳴海を加えた三人の関係も揺らいでゆく。「大人になるのって、ほんと難しいよね」―誰もが通る“子供時代の終わり”が鮮やかに胸に蘇る長篇。直木賞受賞作。

直木賞を受賞した「月と蟹」は、子どもたちの世界を見事に描き切った作品だと思います。道尾秀介さんはステレオタイプな子どもはを絶対に書きません。みんなどこかに傷は歪みを抱えており、痛々しくも人間の強さを感じます。あんな大人びた子どもはいないと批評する方もいますが、私は道尾作品に出てくる子どもたちに強烈なリアルを感じます。

3位 向日葵の咲かない夏

夏休みを迎える終業式の日。先生に頼まれ、欠席した級友の家を訪れた。きい、きい。妙な音が聞こえる。S君は首を吊って死んでいた。だがその衝撃もつかの間、彼の死体は忽然と消えてしまう。一週間後、S君はあるものに姿を変えて現れた。「僕は殺されたんだ」と訴えながら。僕は妹のミカと、彼の無念を晴らすため、事件を追いはじめた。あなたの目の前に広がる、もう一つの夏休み。

道尾秀介さんの最初のヒット作となった「向日葵の咲かない夏」。おすすめミステリーランキングを見ても、大抵今作品はランクインしていますね。歴史に残る驚きのトリックだけでなく、彼の描写力が存分に発揮された傑作です。出来ることなら一度記憶を消して、もう一度読みたい作品です。

向日葵の咲かない夏の詳しいレビューはこちら⇒向日葵の咲かない夏のあらすじ・感想

2位 片目の猿

盗聴専門の探偵、それが俺の職業だ。目下の仕事は産業スパイを洗い出すこと。楽器メーカーからの依頼でライバル社の調査を続けるうちに、冬絵の存在を知った。同業者だった彼女をスカウトし、チームプレイで核心に迫ろうとしていた矢先に殺人事件が起きる。俺たちは否応なしに、その渦中に巻き込まれていった。謎、そして…。ソウルと技巧が絶妙なハーモニーを奏でる長編ミステリ。

「片目の猿」は私が一押しする隠れた傑作です。ミステリーというより、道尾秀介さんが初めて挑戦したエンタメ作品といます。まんまと騙されたと分かったときには、思わず一人でにやりと笑ってしまいました。気持ちよく騙されたいという方におすすめです。

1位 球体の蛇

幼なじみ・サヨの死の秘密を抱えた17歳の私は、ある女性に夢中だった。白い服に身を包み自転車に乗った彼女は、どこかサヨに似ていた。想いを抑えきれなくなった私は、彼女が過ごす家の床下に夜な夜な潜り込むという悪癖を繰り返すようになったが、ある夜、運命を決定的に変える事件が起こってしまう―。幼い嘘と過ちの連鎖が、それぞれの人生を思いもよらない方向へ駆り立ててゆく。最後の一行が深い余韻を残す、傑作長編。

「球体の蛇」は道尾秀介さんの魅力が詰まった名作だと思います。トラウマ・嘘・後悔、人の負の感情を描き切った今作品の最も気に入っているのは最後の一文。色々な考察ができるラストですが、私はあの一言に救いを感じました。読み終わったあと、きっとあなたもラストに込められた意味について話したくなるはずです。

球体の蛇の詳しいレビューはこちら⇒球体の蛇のあらすじ・感想

いかがでしたか。全作品読んでるよ!という道尾秀介ファンの方は申し訳ありません。ただ一つでも読んだことがない作品があるのであれば、ぜひ手に取ってみてください。きっとあなたの人生を豊かにしてくれるはずです。

ということで以上、ノベナビの管理者である私が独断と偏見で選んだおすすめ道尾秀介作品TOP10でした!

ちなみに道尾秀介ってどんな人?

道尾秀介さんは2004年「背の眼」で第五回ホラーサスペンス対象を受賞し、見事小説家としてデビュー。それからは累計100万部を突破した「向日葵の咲かない夏」、第7回本格ミステリ大賞を受賞した「シャドウ」など傑作を連発。

2011年には「月と蟹」で見事直木賞も受賞されました。

ちなみに作家としてデビューする前は、サラリーマンとしてオフィス商品の営業をしており、よく車の中でさぼって小説を読んでいたそうです。(そこで都築道夫の作品を読み、現在のペンネームになったとか)

また作家に専念するために職場を辞める際、元上司に「絶対に売れない」と言われて火が付いたというお話もあります。

これらのエピソードは道尾秀介さんのエッセイ集「プロムナード」に収録されているので、道尾秀介ファンの方はぜひ読んでみてくださいね。

生年月日 1979年5月19日
デビュー年 2004年
出身地 兵庫県芦屋市
主な受賞歴
  •  ホラーサスペンス大賞特別賞
  • 本格ミステリ大賞
  • 日本推理作家協会賞
  • 大藪春彦賞
  • 山本周五郎賞
  • 直木三十五賞

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