貫井徳郎おすすめ小説ランキングBEST7

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小説を読む美女

つい目を背けたくなるような人間の裏側を描く一方で、ユーモア溢れるミステリー小説を書いてみたりと、広い作風で知られる貫井徳郎さん。

日本推理作家協会賞や山本周五郎賞を受賞するなど、ミステリー史に残るであろういくつもの傑作を生み出しています。

最近では2017年の2月に「愚行録」が映画化されたことでも話題となりました。

そこで今回はノベナビ編集部が選ぶ「貫井徳郎おすすめ小説ランキングBEST7」をご紹介!

まだ貫井徳郎さんの小説を読んだことがないという方、ぜひ一冊手に取ってみてください!

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7位 「崩れる 結婚にまつわる八つの風景」

仕事もしない無責任な夫と身勝手な息子にストレスを抱えていた芳恵。ついに我慢の限界に達し、取った行動は…(「崩れる」)。30代独身を貫いていた翻訳家の聖美。ある日高校の同級生だった真砂子から結婚報告の電話があり、お祝いの食事会に招待されるが…(「憑かれる」)。家族崩壊、ストーカー、DV、公園デビューなど、現代の社会問題を「結婚」というテーマで描き出す、狂気と企みに満ちた8つの傑作ミステリ短編集。

崩れる 結婚にまつわる八つの風景」は8つの短編がまとめられた短編集です。タイトルにある通り、それぞれ結婚をテーマにした物語となっており、全体的にミステリー色の強い作品です。

その中で私のお気に入りは「憑かれる」でした。

2011年にフジテレビ系「世にも奇妙な物語」で実写化されえたこともあり、ストーリーは知ってるという方もいるかもしれません。

「憑かれる」は題名からお察しの通り、どちらかといえばホラー小説です。驚きの結末も待っているので、ミステリーファンの方でも楽しめると思いますよ。

ハッピーエンドはないので、イヤミスが好きな方などにおすすめの短編集です。

6位 追憶のかけら

事故で愛妻を喪い、失意の只中にあるうだつの上がらない大学講師の松嶋は、物故作家の未発表手記を入手する。絶望を乗り越え、名を上げるために、物故作家の自殺の真相を究明しようと調査を開始するが、彼の行く手には得体の知れない悪意が横たわっていた。二転三転する物語の結末は?著者渾身の傑作巨篇。

50年前の手記を基に真相を追うということで、作中でも頻繁に手記中の文章が登場しますが、読みやすく書かれていたのでストレスはありませんでした。

追憶のかけらの面白いところは、ただ過去の事件を追うだけでなく、現実世界とも同じ事件がリンクしている点です。

主人公のお人良し具合にはちょっとイライラしますが、ストーリーのテンポも良く楽しく読めました。

また貫井徳郎さんの作品では珍しくハッピーエンド?で終わるので、人によっては感動してしまうかもしれません。

5位 乱反射

地方都市に住む幼児が、ある事故に巻き込まれる。原因の真相を追う新聞記者の父親が突き止めたのは、誰にでも心当たりのある、小さな罪の連鎖だった。決して法では裁けない「殺人」に、残された家族は沈黙するしかないのか?第63回日本推理作家協会賞受賞作。

知らないうちに自分も何か犯罪の片棒を担いでいるのかも―。

乱反射は一つの事故を引き起こした原因を探る、犯人捜しや動機探しとは一風変わったミステリーです。

読み始めたばかりのころは、言い訳ばかり繰り返す人々にイライラしますが、だんだんと自分も不安になってきてしまいます。

もしかしたら私もこれまでの人生で、些細な悪事から人を殺してしまったのかもしれないと。

原因を究明したからといって、晴れることはない遺族の感情もひしひしと伝わってきて辛かったです。

日本推理作家協会賞を受賞した傑作なので、まだ未読の方はぜひ読んでみてください。

(この小説を読みながら、映画版ベンジャミンバトンのヒロインが事故に遭うシーンを思いだしたのは私だけでしょうか?)

4位 プリズム

小学校の女性教師が自宅で死体となって発見された。傍らには彼女の命を奪ったアンティーク時計が。事故の線も考えられたが、状況は殺人を物語っていた。ガラス切りを使って外された窓の鍵、睡眠薬が混入された箱詰めのチョコレート。彼女の同僚が容疑者として浮かび上がり、事件は容易に解決を迎えるかと思われたが…『慟哭』の作者が本格ミステリの極限に挑んだ衝撃の問題作。

学校という狭い世界で繰り広げられる嫉妬や憎しみ。

一人の女性教師の死から、みんなが隠していた裏の顔がどんどん明らかになっていくのは恐ろしいですね。

殺された女性教師も、みんなから好かれていると思いきや…明らかになっていく本性に背筋がぞくりとしました。

プリズムに当てられた光のように、他人のことはどこか曲げられた像でしか捉えることができないのかもしれません。

学生時代は気付かなかったけれど、私が通っていた高校でも教師たちの世界はこんなにもドロドロしていたのでしょうか…恐ろしいです。

3位 被害者は誰?

豪邸の庭に埋められていた白骨死体は誰なのか?犯人が黙秘を貫く中、警察は押収した手記をもとに、被害者の特定を試みるが…。警視庁の桂島刑事から相談される、迷宮入り寸前の難事件の数々。それを解き明かすのは、頭脳も美貌も態度も規格外のミステリー作家・吉祥院慶彦。痛快無比!本格推理の傑作。

「被害者は誰?」は全4作からなる短編集ですが、すべての作品に読者へ騙すための仕掛けが張り巡らされています。

私は見事に全部引っ掛かってしまいました(笑)

個人的に一番面白かったのは最後の「名探偵は誰?」ですね。

詳しいことはネタバレになるので書けませんが、ミステリー小説はつい一気読みしちゃうという方は騙されると思います。

叙述トリックもののミステリーが好きという方におすすめの一冊です。

※叙述ものと分かっていても騙されるのでご安心を!

2位 慟哭

連続する幼女誘拐事件の捜査は行きづまり、捜査一課長は世論と警察内部の批判をうけて懊悩する。異例の昇進をした若手キャリアの課長をめぐり、警察内に不協和音が漂う一方、マスコミは彼の私生活に関心をよせる。こうした緊張下で事態は新しい方向へ!幼女殺人や怪しげな宗教の生態、現代の家族を題材に、人間の内奥の痛切な叫びを、鮮やかな構成と筆力で描破した本格長編。

貫井徳郎さんのベスト作品を紹介するのであれば、やっぱり慟哭を外すことはできないですよね。

ミステリー小説ランキングでも紹介されることが多いので、名前を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

デビュー作とは思えないほどの重厚な文章と、衝撃のラストはきっと忘れられない驚きを与えると思います。

肝心のトリックに関してここで言及するのはルール違反だと思うので、まずは皆さんに読んでいただきたいと思います。

愛する娘のためであれば、父親は何でもできるんです。その愛が悲しい。

1位 愚行録

ええ、はい。あの事件のことでしょ?―幸せを絵に描いたような家族に、突如として訪れた悲劇。深夜、家に忍び込んだ何者かによって、一家四人が惨殺された。隣人、友人らが語る数多のエピソードを通して浮かび上がる、「事件」と「被害者」。理想の家族に見えた彼らは、一体なぜ殺されたのか。確かな筆致と構成で描かれた傑作。『慟哭』『プリズム』に続く、貫井徳郎第三の衝撃。

個人的に選ぶ貫井徳郎ベスト作品は愚行録です。

何者かによって一家惨殺された被害者夫婦についての、知人や友人の証言のみでストーリーは展開していきます。

理容的と思われていた夫婦の裏の顔が明らかになるたび、読者は驚き、そして違和感を覚えるはずです。

果たしてタイトルにも含まれる愚行とは、一体誰のどんな行動を指しているのか。

読み終わったあと、じっくりと考え込んでしまう一冊でした。

2017年に映画化もされたみたいなので、気に入った方は映画の方も見てみてはいかがでしょうか!

愚行録の詳しいレビューも当サイトでは紹介しているので、気になる方はぜひご覧になってください!

愚行録/貫井徳郎【あらすじ&感想・ネタバレ有】

いかがだったでしょうか。

今回はノベナビ編集部が選ぶ「貫井徳郎おすすめ小説ランキングBEST7」をご紹介しました。

イヤミスが好きな方、どんでん返しのトリックが好きな方には、きっとハマる小説家だと思います。騙されたと思ってぜひ一冊読んでみてくださいね!

最後に貫井徳郎先生の簡単なプロフィールを紹介して終わりにしようと思います。

貫井徳郎プロフィール

生年月日 1968年2月25日
出身 東京都渋谷区
大学 早稲田大学商学部卒
デビュー年 1993年
デビュー作 慟哭
主な受賞歴
  • 日本推理作家協会賞(2010年)
  • 山本周五郎賞(2010年)

数多くの小説家を輩出している早稲田卒ということもあり、巧みな文章力には定評のある実力派の作家です。

ミステリー・ホラー・ユーモアと作品の幅も広く、日本推理作家協会賞を受賞するなど、同業者からの評価も高いです。

近年では直木賞にノミネートされる機会も増えており、今後更なる活躍が期待されている今最も注目を集める小説家の一人です。

今後映像化作品も増えていき、一気に知名度は増していくかもしれませんよ。

ということで、少しでも興味が湧いた方はぜひこの記事で紹介した作品を読んでみてください!

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