重松清のおすすめ小説ランキングベスト8!

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大人になって小説を読まなくなったというあなたには、重松清さんの小説がおすすめです。

子どもから大人になるにつれて忘れてしまった大切な感情や、子ども・妻・親・兄弟といった家族の大切さと教えてくれます。

暗めのものから、心温まるストーリーまで、作風も幅広いのであなたが好きな作品がきっと見つかるはずです。

今回はお父さん世代から絶大な支持を得ている、重松清さんのおすすめ小説ベスト8を紹介します。

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8位 定年ゴジラ

開発から30年、年老いたニュータウンで迎えた定年。途方に暮れる山崎さんに散歩仲間ができた。「ジャージーは禁物ですぞ。腰を痛めます。腹も出ます」先輩の町内会長、単身赴任で浦島太郎状態のノムさん、新天地に旅立つフーさん。自分の居場所を捜す四人組の日々の哀歓を温かく描く連作。「帰ってきた定年ゴジラ」収録の完成版。

定年を迎えた主人公・山崎が、同じくぬぎ台に住む人々との交流を通して、第二の人生を見つめなおすストーリー。

私はまだ20代なので40年後の人生なんて想像もできませんが、定年後のお父さんたちはみんな心にぽっかりと穴があいているんですね。

これまで仕事一筋で生きてきた意味とは何だったのか、今日も頑張って働くサラリーマンの方には胸に沁みると思います。

私は家族のために自分の人生を仕事に捧げるというのは、とても崇高なことだと思いますよ。

ただ自分の父親には、老後も楽しめる趣味や友達をたくさん作っておいてほしいですね。

7位 ナイフ

「悪いんだけど、死んでくれない?」ある日突然、クラスメイト全員が敵になる。僕たちの世界は、かくも脆いものなのか!ミキはワニがいるはずの池を、ぼんやりと眺めた。ダイスケは辛さのあまり、教室で吐いた。子供を守れない不甲斐なさに、父はナイフをぎゅっと握りしめた。失われた小さな幸福はきっと取り戻せる。その闘いは、決して甘くはないけれど。坪田譲治文学賞受賞作。

いじめをテーマにした5編の短編小説がまとめられた作品です。

被害者、加害者、友人、親と様々な角度から、いじめを見つめなおしています。

私は表題でもあるナイフが一番心に刺さりました。

子どもが学校でいじめられていることを知ったとき、親は何をしてあげるべきなのか。

私だったら学校に通わせるのをやめさせるかもしれないですね。いじめの理不尽さがよく描けている作品だと思います。

6位 ビタミンF

炭水化物やタンパク質やカルシウムのような小説があるのなら、ひとの心にビタミンのようにはたらく小説があったっていい。そんな思いを込めて、七つの短いストーリーを紡いでいった。Family、Father、Friend、Fight、Fragile、Fortune…〈F〉で始まるさまざまな言葉を、個々の作品のキーワードとして埋め込んでいったつもりだ。そのうえで、けっきょくはFiction、乱暴に意訳するなら「お話」の、その力をぼく(著者)は信じていた。

こちらも7編の短編小説がまとめられた短編集です。

ナイフがいじめをテーマにしているなら、ビタミンFは家族、ファミリーをテーマにしています。

個人的にはその中でも「なぎさホテルにて」はなかなか面白かったです。

結婚しながらも何となく「これは違うのでは…」という後悔を引きずる主人公が、家族を連れて元カノとの思い出のホテルへ向かうお話です。

いやー、男って本当にバカだな~と思ってしまいますが、本当に好きになった人は心の中にずっといるものなのでしょうか。みなさんはどうですか?

5位 流星ワゴン

死んじゃってもいいかなあ、もう…。38歳・秋。その夜、僕は、5年前に交通事故死した父子の乗る不思議なワゴンに拾われた。そして―自分と同い歳の父親に出逢った。時空を超えてワゴンがめぐる、人生の岐路になった場所への旅。やり直しは、叶えられるのか―?「本の雑誌」年間ベスト1に輝いた傑作。

1人の中年男性が不思議なワゴン車に乗って、これまでの人生の分岐点を見つめなおすお話。

道中では自分と同い年になった父親や、事故でなくなったはずの橋本親子が登場し、現実のことではないと主人公も自覚しています。

しかし夢にしては妙にリアルで、知らなかった事実がどんどん明らかに―。

誰の人生でも流星ワゴンの主人公のように、人生を変える分岐点が何個もあるんだと思います。

ただ流星ワゴンに乗ったからといって、過去は変えることはできないですからね。結局は今頑張るしかないんだな~としみじみ思いました。

4位 エイジ

ぼくの名はエイジ。東京郊外・桜ヶ丘ニュータウンにある中学の二年生。その夏、町には連続通り魔事件が発生して、犯行は次第にエスカレートし、ついに捕まった犯人は、同級生だった―。その日から、何かがわからなくなった。ぼくもいつか「キレて」しまうんだろうか?…家族や友だち、好きになった女子への思いに揺られながら成長する少年のリアルな日常。山本周五郎賞受賞作。

この作品は高校生の頃に読んだのですが、大人になって読むとまた一段違った面白さがありますね。

中学生の男子が抱える混乱や生きづらさを見事に表現した作品だと思います。

主人公のエイジは中学生にしては若干早熟?で、クラスメイトが捕まったことで、「自分」について深く考え込んでしまいます。

自分の子どもがエイジと同じ年代になったとき、何をしてあげるべきなのか。まだ親ではない私にはとても勉強になりました。

エイジの周辺にいる友達たちも、リアルな中学生が描かれていて、つい昔の教室の風景を思い出してしまいました。

3位 疾走

広大な干拓地と水平線が広がる町に暮す中学生のシュウジは、寡黙な父と気弱な母、地元有数の進学校に通う兄の四人家族だった。教会に顔を出しながら陸上に励むシュウジ。が、町に一大リゾートの開発計画が持ち上がり、優秀だったはずの兄が犯したある犯罪をきっかけに、シュウジ一家はたちまち苦難の道へと追い込まれる…。十五歳の少年が背負った苛烈な運命を描いて、各紙誌で絶賛された、奇跡の衝撃作、堂々の文庫化。

こちらも先ほど紹介したエイジと同様に、1人の少年の成長を描いた青春小説です。

しかしエイジとは対になるような作品で、疾走の主人公はどんどん闇へと沈んでいきます。

終わりゆく街、ばらばらになった家族、そんな環境の中で主人公のシュウジは、必死に生きようともがきますが―。

人は一人で生きていくことができても、孤独が続くと必ず心が壊れてしまいます。身近にいる自分を愛してくれる人を大切にしようと思える作品です。

とにかく暗い展開が続くので、胸糞悪いお話が好きな方にもおすすめです。

2位 とんび

昭和三十七年、ヤスさんは生涯最高の喜びに包まれていた。愛妻の美佐子さんとのあいだに待望の長男アキラが誕生し、家族三人の幸せを噛みしめる日々。しかしその団らんは、突然の悲劇によって奪われてしまう―。アキラへの愛あまって、時に暴走し時に途方に暮れるヤスさん。我が子の幸せだけをひたむきに願い続けた不器用な父親の姿を通して、いつの世も変わることのない不滅の情を描く。魂ふるえる、父と息子の物語。

号泣間違いなしの感動ストーリーです。

戦後の高度経済成長期にある日本で、妻(母)をなくした父子が懸命に生きていく姿を、子ども(旭)が大人になるまで、様々なエピソードを交えて描いています。

特に今子どもが小さいお父さんは、涙を我慢して読むことはできないと思いますよ。

NHKでもドラマ化され大きく話題になりましたが、私は原作の方がじっくり読み進めることができてよかったですね。

古き良き日本が懐かしいお父さんにもおすすめの一作です。

1位 きよしこ

少年は、ひとりぼっちだった。名前はきよし。どこにでもいる少年。転校生。言いたいことがいつも言えずに、悔しかった。思ったことを何でも話せる友だちが欲しかった。そんな友だちは夢の中の世界にしかいないことを知っていたけど。ある年の聖夜に出会ったふしぎな「きよしこ」は少年に言った。伝わるよ、きっと―。大切なことを言えなかったすべての人に捧げたい珠玉の少年小説。

他の作品に比べると知名度はないですが、私の一押し作品はこの「きよしこ」です。

吃音に悩むきよしの半生が、7つの短編小説で語られています。

伝えたいことが伝えられない、どうしても言葉が出てこないきよしは小さい頃から、人とのコミュニケーションに悩んでいます。

しかし大人になるにつれて、伝えたいことは言葉以外でも伝えることができると気付いていくんです。

きよしが小さい頃は頑張れ!と涙し、きよしが大人になってからは彼の成長に涙してしまいました。

最近小説で泣いてないな~という方は、ぜひ読んでみてください!絶対に後悔しませんよ!

ということで、今回は重松清さんのおすすめ小説ベスト8作品を紹介させていただきました。

重松清さんの作品は青春時代に読むのもいいですが、大人になってから読んでも、また違った感動があります。

昔読んだことがあるという方も、ぜひこれを機会にもう一度読み返してみてください!

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