綿矢りさおすすめ小説ランキングベスト5【恋愛・青春】

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綿矢りささんはご存じの通り、高校在学中に第38回文藝賞(インストール)を受賞、早稲田大学在学中には最年少で芥川賞(蹴りたい背中)を受賞しました。

芥川賞を受賞してからは、一時スランプに陥り、名前を見る機会は少なくなっていましたが、「夢を与える」の発表を皮切りに、再び精力的に作品を発表しています。

作者の美貌もさることながら、きめ細やかなストーリーの構成、そして登場人物を描く繊細なタッチは、多くの共感を呼び、男女問わず高い人気を誇る作家さんです。

そこで今回は綿矢りささんのおすすめ小説ベスト5をご紹介。

若者の感情をリアルに描いた青春・恋愛小説が好きな方は是非読んでみてください!

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5位 手のひらの京

おっとりした長女・綾香は31歳、次第につのる結婚へのあせり。一方、子供の頃からモテて、恋愛に生きる次女・羽依は入社早々、職場で人気の上司と恋仲に。大学院で研究に没頭するリケジョの三女・凜は自ら人生を切り拓くべく、いずれ京都を出ようとひとり心に決めていた。生まれ育った土地、家族への尽きせぬ思い。かけがえのない日常に宿るしあわせ。人生に、恋に悩みながらもまっすぐ生きる三姉妹の成長と旅立ちの物語。

手のひらの京は、京都に住む3人姉妹の生き様を描いた作品。

おっとりとした性格の長女、恋愛に振り回されがちな次女、そして京都を出て広い世界を見たいと願う三女。

それぞれが抱く生まれ育った京都、そして家族への思いが交錯します。

性格の全く異なる3姉妹ですが、所々にやっぱり姉妹だなと思わせる部分もあったりして、兄弟のいる方はすごく共感出来ると思います。

京都の雰囲気もよく描かれていて、読み終わったらふらっと京都に旅したくなっちゃいますね。

個人的には長澤まさみさんや綾瀬はるかさん主演で、近々映画化されているのではと睨んでいます(笑)

家族と離れて暮らしている方には、ぜひ読んでいただきたい一冊です。

4位 インストール

学校生活&受験勉強からドロップアウトすることを決めた高校生、朝子。ゴミ捨て場で出会った小学生、かずよしに誘われておんぼろコンピューターでボロもうけを企てるが!?押入れの秘密のコンピューター部屋から覗いた大人の世界を通して、二人の成長を描く第三八回文藝賞受賞作。書き下ろし短篇を併録

綿矢りささんのデビュー作となった今作品は、高校生の特有の鬱屈とした感じを見事に描いた傑作です。

小学生と高校生が風俗チャットでバイトをするという、突飛な発想が綿矢りささんらしいですね(笑)

心に孤独を抱いた小学生・かずよしと高校生・朝子は、インターネット上のチャットを通じて、人との繋がり方を改めて見つめ直していきます。

SNS全盛の今だからこそ、改めて読んでみて欲しい一冊です。

3位 勝手にふるえてろ

江藤良香、26歳。中学時代の同級生への片思い以外恋愛経験ナシ。おたく期が長かったせいで現実世界にうまく順応できないヨシカだったが、熱烈に愛してくる彼が出現!理想と現実のはざまで揺れ動くヨシカは時に悩み、時に暴走しながら現実の扉を開けてゆく。妄想力爆発のキュートな恋愛小説が待望の文庫化。

恋愛経験のないOLの揺れる気持ちを描いた一風変わった恋愛小説です。

中学生の頃からの憧れを追い続けるか、それとも現実の恋人を取るべきなのか、良香の悩みは読者が思いもよらない着地点へと向かっていきます。

今作品の主人公みたいに、暴走気味のキャラクターを描かせたら綿矢さんは面白いですよね(笑)

やっぱり理想の人は思い出のままにしておくべきなのかもしれないですね。

なかなか人を好きになれずに悩んでいる方に読んでいただきたい一冊です。

2位 蹴りたい背中

“この、もの哀しく丸まった、無防備な背中を蹴りたい”長谷川初実は、陸上部の高校1年生。ある日、オリチャンというモデルの熱狂的ファンであるにな川から、彼の部屋に招待されるが…クラスの余り者同士の奇妙な関係を描き、文学史上の事件となった127万部のベストセラー。史上最年少19歳での芥川賞受賞作。

「蹴りたい背中」は120万部以上を売り上げた、綿矢りささんを代表する有名な作品。

あえて紹介するまでもないとは思いますが、まだ未読の方がいればぜひ読んでみてください。

果たしてこれは恋愛小説なのか、それとも青春小説なのか。

絶妙なバランスで成り立つこの作品は、読者に青春時代特有のじれったさや、モヤモヤとした苛立ちを思い出させてくれます。

ラストシーンでのハツの心境、女性ならみんな若かりし頃に感じたことがあるのではないでしょうか。

今更な~なんて思わずに、まだ読んでない方におすすめしたい一冊です。

1位 夢を与える

幼い頃からチャイルドモデルをしていた美しく健やかな少女・夕子。中学入学と同時に大手芸能事務所に入った夕子は、母親の念願どおり、ついにブレイクする。連ドラ、CM、CDデビュー…急速に人気が高まるなか、夕子は深夜番組で観た無名のダンサーに恋をする。だがそれは、悲劇の始まりだった。夕子の栄光と失墜の果てを描く、芥川賞受賞第一作。

芸能界で生きる少女の苦難、そして転落を描いた作品。

世間からの注目を集めるたびに、どんどん心がすり減っていく様子はリアルで怖いです。

芥川賞を受賞して、一気に時の人となってしまった綿矢さんの経験が、存分に生かされた作品ですね。(ちなみに綿矢さんは元AKBの前田敦子さんの大ファンだったそうです)

「夢を与える」という言葉に秘められた芸能界の闇。

夕子がスキャンダルによって転落していく姿を、見たくないはずなのに思わずページをめくる手が止まらずにいる自分がいました。

この作品のおかげで、ワイドショーが好きな人の気持ちがちょっと分かりました…(笑)

2015年には小松菜奈さん主演でドラマ化もされており、そちらもなかなか面白かったですよ。

ということで、今回は綿矢りささんのおすすめ小説5作品を紹介させていただきました。

「蹴りたい背中」、「インストール」以外にも、綿矢さんしか書けない独自の世界観を持った作品がまだまだあるので、ぜひこれを機に読んでみてください。

大人の女性へと変身していく綿矢りささんが、これからどんな小説を書いてくれるのか、1ファンとして楽しみにしています。

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