吉田修一おすすめ小説ランキングベスト10!

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吉田修一おすすめ小説ベスト10

映像化作品に外れなし!今最も話題を集める人気作家の1人である吉田修一さん。

心温まるストーリーから、読者をぞっとさせるサスペンスまで、幅広い作風でファンを飽きさせません。

今回はそんな吉田修一さんが大好きなファンが選ぶ、吉田修一おすすめ小説ランキングベスト10をご紹介!

どれも一度読み始めればハマること間違いなしの傑作なので、未読の作品があればぜひ読んでみてください!

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10位 パーク・ライフ

公園にひとりで座っていると、あなたには何が見えますか?スターバックスのコーヒーを片手に、春風に乱れる髪を押さえていたのは、地下鉄でぼくが話しかけてしまった女だった。なんとなく見えていた景色がせつないほどリアルに動きはじめる。日比谷公園を舞台に、男と女の微妙な距離感を描き、芥川賞を受賞した傑作小説。

肩の力を抜いて読める読書初心者にオススメの一冊。

出てくるゴハンがとても美味しそうで、食欲をそそる。

日常を淡々と切り取って描く。吉田修一なのに、ほんわかとした印象。

吉田修一のイメージ、先入観を持って読むと、がっかりするかもしれない。

9位 熱帯魚

大工の大輔は子連れの美女、真実と同棲し、結婚を目指すのだが、そこに毎日熱帯魚ばかり見て過ごす引きこもり気味の義理の弟・光男までが加わることに。不思議な共同生活のなかで、ふたりの間には微妙な温度差が生じて…。ひりひりする恋を描く、とびっきりクールな青春小説。表題作の他「グリンピース」「突風」の二篇収録。

短編集なので、電車で読むなど通勤通学で便利。

どの話も、決してまともとは言えない男が出てくるので顔を顰めてしまうが、その吉田修一にしか書けない重く暗いダークな雰囲気が良い。

吉田修一の名刺のような本。初めて吉田修一を読む方には、こちらを勧めたい。

8位 女たちは二度遊ぶ

電車で遭遇した目を見張るように美しい女。電話ボックスで見かけた甘い香りを残した女。職場で一緒に働く世間に馴染めない女。友人の紹介でなんとなく付き合った怠惰な女。嬉しくても悲しくてもよく泣く女。居酒屋から連れ帰った泥酔する女。バイト先で知り合った芸能界志望の女。そして、中学の時に初めて淡い恋心を抱いた女…。人生の中で繰り返す、出会いと別れ。ときに苦く、哀しい現代の男女をリアルに描く短編集。

誰しも少しは共感できるような物語を集めた短編集。

登場する女たちは皆クセがある独特な空気感を持った人たち。だけど、知ってる、この人、近くにいる、そんな感覚になるので面白い。

思いがけず胸を刺す言葉や描写があり、読んだあとの余韻が物凄い。

サラサラ読める割に、残るものがあり、何度も思い出してしまう。

7位 路

台湾でも大反響! 国を越え、溢れる想い
台湾に日本の新幹線が走る! 巨大プロジェクトに、それぞれの国の人々の個々に抱いてきた想いが繋がる。確かな手触りの感動傑作!
1999年、台湾~高雄間の台湾高速鉄道を日本の新幹線が走ることになった。 台湾新幹線開発事業部に勤務する多田春香は、正式に台湾出向を命じられた。春香には大学時代に初めて台湾を訪れた6年前の夏、エリックという英語名の台湾人青年とたった一日だけすごし、その後連絡がとれなくなってしまった彼との運命のような思い出があった。
1999年から2007年、台湾新幹線の着工から開業するまでの大きなプロジェクトと、日本と台湾の間に育まれた個人の絆を、台湾の季節感や匂いとともに色鮮やかに描いた、大きな感動を呼ぶ意欲作。 「生きる感触を伝える物語の力」「国境を越える絆を描く傑作」「戦後文学の終焉、新しい感動を味わわせてくれる必読の小説」と各紙誌で絶賛された傑作長編。

人との触れ合いや繋がりを、こんなふうに深く、重く、そして爽やかに描けるのは吉田修一しかいないのではないか。

とにかく熱い物語で、読み終えるとき涙してしまった。

目まぐるしく変わる描写や、登場人物の多さに最初は戸惑ったが、物語に飲み込まれていく速度は遅くなかった。

自分の人生や、人との関わりを見つめ直すキッカケをくれる、そんな一冊。旅にオススメ。

6位 横道世之介

大学進学のため長崎から上京した横道世之介18歳。愛すべき押しの弱さと隠された芯の強さで、様々な出会いと笑いを引き寄せる。友の結婚に出産、学園祭のサンバ行進、お嬢様との恋愛、カメラとの出会い…。誰の人生にも温かな光を灯す、青春小説の金字塔。第7回本屋大賞第3位に選ばれた、柴田錬三郎賞受賞作。

何気ない日常をただ切り取っただけなのに、どうしてこんなにも心を温かくしてくれるんだろう。元気が出ないときや、すべてのことをなんだかマイナスに考えてしまうときに、そばで寄り添ってくれるような物語。

今まで出会ってきた人たちの顔が浮かぶようだった。読後感が良く、心が、スゥッとする。読書とはストレス発散なのだな、とこの本を読んで初めて思えた。

疲れた人におすすめしたい一冊。

5位 ひなた

新堂レイは有名ブランドHに就職したばかりの新人広報。彼女は、海で偶然再会した同級生の大路尚純と昨年夏から付き合っている。尚純は大学生。彼が両親と暮らす文京区小日向の家で、兄夫婦が同居をし始めた―。それぞれが関わり合って淡々とした日常を紡ぎだす。お互いに踏み込むことのできない「聖跡」を抱えながらも―。四人の視点で「春夏秋冬」を描き出す。

幸せって一体なんだろう。幸せに見えても、その人なりに何かを抱えていて日々を過ごす。

人は誰しも影を持つ。この本を通して、自分も、この人たちと何も違わないというような、励まされる感覚がした。

誰にでも起こりうる身近な話、自分もこの中にいるような気がする。

4位 最後の息子

新宿でオカマの「閻魔」ちゃんと同棲して、時々はガールフレンドとも会いながら、気楽なモラトリアムの日々を過ごす「ぼく」のビデオ日記に残された映像とは…。第84回文学界新人賞を受賞した表題作の他に、長崎の高校水泳部員たちを爽やかに描いた「Water」、「破片」も収録。爽快感200%、とってもキュートな青春小説。

心にある小さなトゲみたいなものを、ちょっとずつ、ちょっとずつ抜いてくれるような話だった。

かゆいところに手が届くじゃないけど、言ってほしかった言葉はそれだよ、と、読んだら身体ごと軽くなるような。

ひねくれた考えを持つ主人公も、最後には抱きしめたくなるほど愛おしい。

若いって残酷だ、人間はどこまでも欲深い。残酷な物語なのか、光射す物語なのか、決めるのは貴方の心。

3位 犯罪小説集

失踪した少女を巡り、罪悪感を抱え続ける人々。痴情のもつれで殺人まで行き着いたスナックママ。名家に生まれながらギャンブルの沼にはまった男。閉鎖的な過疎の村で壊れていく老人。華やかな生活を忘れられない元プロ野球選手。犯罪によって炙り出される人間の真実。凄絶で哀しい5つの物語。

現実にあった犯罪をモチーフに描かれているから、背筋が凍るような寒気を感じるような怖さや暗さを纏う。

こんな話だから勿論、読後感は良くないがテレビニュースで流れる事件の見方は確実に変わる。

人間の内面の一番黒いところを引き上げている。犯罪をどうして犯したのか、どんな人間なのか、どんどん引き込まれて笑って面白いと言える本では無いが、黒い感情を満たしてくれるような不思議な本。

万人受けはしないかもしれないが個人的には凄く勧めたい一冊。

自分も被害者に、もしくは加害者になりうる可能性がゼロでは無い。

私たち人間はそれを、見て見ぬふりをしているんだと認識させられた。イヤミス好きにオススメ。

2位 悪人(上下)

九州地方に珍しく雪が降った夜、土木作業員の清水祐一は、携帯サイトで知り合った女性を殺害してしまう。母親に捨てられ、幼くして祖父母に引き取られた。ヘルス嬢を真剣に好きになり、祖父母の手伝いに明け暮れる日々。そんな彼を殺人に走らせたものとは、一体何か―。

初めて読んだときは夢中で、貪り読んだ。二度目は、ゆっくり噛み締める様に読んだ。

考えさせられる、なんて言葉じゃ軽い。そのくらい重くのしかかるような話だった。

見る角度によって、悪人にも善人にもなるというのは、とても腑に落ちるような。そばで聞いたことあるような話、どこかで見たことがあるような子、そんな人たちが何かを抱えながら物語に進んでいく。

リアルで、あまりにも近く感じて、それが、怖かった。きっと何十年経っても、心の奥に残って何かを叫び続けてくれるだろうと思える本。

上下巻に分かれてはいるが、この内容のわりにはページ数も少なく文字も大きいので、読了に時間は掛らないだろう。

吉田修一といったら、映画化もされているので悪人が一番有名かもしれない。納得の一冊。

1位 パレード

都内の2LDKマンションに暮らは男女四人の若者達。「上辺だけの付き合い?私にはそれくらいが丁度いい」。それぞれが不安や焦燥感を抱えながらも、“本当の自分”を装うことで優しく怠惰に続く共同生活。そこに男娼をするサトルが加わり、徐々に小さな波紋が広がり始め…。発売直後から各紙誌の絶賛を浴びた、第15回山本周五郎賞受賞作。

最後に突き落とされるような感覚は、身震いするほど。人の冷酷さ、表と裏、現代の若者の距離の薄さ、関係の無さが現れていて、ゾッとした。

この物語は、一見、明るい。ほのぼのとした日常とさえ思えるし、ちょっと笑える描写もあり、軽いタッチで描かれている。かなり読みやすい。

だからこそ、その奥の奥に潜む影があまりに怖く、声が出なくなる。ここが物語の終着点だったのか、あれが伏線だったのか、ぐるぐるぐるぐる頭に物語のセリフや情景がラストに浮かぶ。

全ての記憶を消して、また最初から読んであの衝撃を感じたいとすら思えるので、まだ読んでいない方は相当幸運ではないだろうか。私は個人的ナンバーワンを、このパレードにする。

ということでいかがでしたか?

今回は吉田修一さんが大好きなファンがおすすめする作品ベスト10をランキング形式で紹介しました。

もちろん今回紹介したもの以外にも、面白い作品はたくさんあるので、吉田修一さんにハマった方は是非読んでみてくださいね!

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